現実から落ち抜けてしまった人がたどり着くとされるThe BackRoomsという空間異常。
詳細については下記記事をご参照ください。
そこにはたどり着いてしまった人々の他に、元来そこに生息していた我々の現実世界には生息しない生き物(エンティティ)が存在します。
彼らは中立的なものもいれば、敵対的なものもいます。
The BackRooms自体が人類の生存にそれほど適さない環境であることも考えれば、エンティティという存在は脅威以外の何者でもありません。

本記事では、Wikiにてまとめられている「エンティティ」とされている存在について、いくつか解説します。
ちなみにヘッドカノンといえども中には受け入れにくい要素をもつものもありますが、まあそれは個人の好みに由来するものとしましょう。
SCP財団と同じく、さまざまな人々が考えた要素の塊なので個人的な好き嫌いが大きく影響することをあらかじめご了承ください。
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エンティティとは
英語で書けばentityとなり、意味としては「実体」や「存在」となります。
The BackRoomsで言うエンティティとは文字通り、あちら側の世界に生息している生物等の実体のことを指します。
エンティティにはさまざまな種類があり、敵対的なものもいれば中立的なものもあります。
彼らの起源は明確ではありませんが、以下にて確認されている存在をいくつかまとめます。

フェイスリング


フェイスリングは、簡単に言ってしまえば「のっぺらぼう」であり、老若男女のさまざまな姿を持ちながら顔は平らな皮膚で覆われています。
複数の個体が確認されておりますが、たいていは人間に対して敵対的ではなく、The BackRooms内をうろついていることが多いです。
ただし、フェイスリングの中でも子供の個体群はしばしば人間に対してイタズラを仕掛けてくることがあるようです。
フェイスリングは我々人類と大差ない存在なのかもしれません。
特筆すべきは、ほかのエンティティの捕食対象になるようで、しばしば彼らが襲われているのが確認されているようです。
複数の種類が確認されておりますが、ここでは詳細は省きます。
スマイラーズ

暗い場所や影の差した場所に潜伏し、画像のような笑顔を浮かべたような口に生えている鋭い歯を用いて攻撃してくる敵対的な実体です。
基本的には暗がりに隠れ、懐中電灯や携帯電話から発せられる光に引き寄せられる傾向にあるようです。
よって、有効な対策としてはケミカルライトなどの光源を投げて気を逸らし、その隙に離れることとされています。
しかし、The BackRoomsにいる人がそれらを持ち合わせているとは思えませんけどね。
さらに、スマイラーは卵を産むそうで、その卵の巣を見つけたとしても触ってはいけません。
ましてや食べるために調理することも絶対に禁止です。
クランプ

見ての通り、多数の手足が複雑に絡み合った不気味な姿をしています。
しかし、その見た目とは裏腹にそこまで攻撃的な実体ではありません。
人類から明確に攻撃をされたり挑発を受けない限りは、基本的に生存者を無視しますが、
一定の飢餓状態にはあるようで、人類を餌として捕食することがあります。
しかし、前述の通り基本的には無害な生態をしており、理由は分からないながらも意図的に飢餓状態になっているのではないかと言う考察がされています。
捕食の際には2メートル以上に伸びる腕を使い対象を掴むとされています。
そのため、クランプに遭遇した際は2メートル以上の距離をとることが必要となります。
窓

建造物の中にあっても全く違和感がなく、むしろ外界とのつながりがあることを意味する「窓」ですが、TheBackRoomsにおける「窓」には注意が必要です。
The BackRoomsで遭遇する窓は敵対的な実体である可能性が高いとされています。
窓の向こうには屋外の光景が広がっていたり、あるいは誰かの人影があり、脱出ができることを促してきます。
しかし、それに惹かれて近づいた人物は、窓に引き込まれ殺害されるとされます。
The BackRoomsに迷い込んだ人であれば外につながるであろう窓が見つかれば近づいてしまうでしょうが、この空間以上においては避けるべきでしょう。
死という別の形でThe BackRoomsから出ることはできるかもしれませんが、それは求めていることではないでしょう。
カウンターエンティティ

カウンターエンティティは文字通り、他のエンティティに敵対する実体です。
彼ら自体もエンティティであるのですが、他の実体に対して攻撃を加えます。
身体的には金属、コンクリート、有機細胞で構成されており、現実における対テロ部隊と同等の装備を身につけています。
大抵は複数の部隊行動をしており、他実体に対して組織的な攻撃を実行します。
こちらから挑発的な行動をした場合は敵対しますが基本的に人類に対して敵対することは少なく、他の敵対的な実体がいる際は人類の保護も行うようです。
目的は一切不明ですが、人類に対して敵対していないどころか有益な面も多い実体群と言えるでしょう。
まとめ

ここまで5つの情報をまとめてきましたが、エンティティ自体の種類が非常に多く、全てを読めていませんし、記事に落とし込むことも困難だと思います。
それでも、いくつかを読んだ感想としては、最初に書いた通り好みの差が非常に大きいです。
The BackRoomsは正体不明の空間以上であり、探索自体がほとんど進んでいないというのが私の考えです。

そんな中、相当な数のエンティティが記録され、生態調査や実験が行われているというのは私のヘッドカノンと一致しないため、全てを受け入れることはできませんでした。
しかし、自分が気に入った設定のみを受け入れることができるのもこういったコンテンツの利点でもあります。
公式なんて存在はなく、正解の設定も存在しないのです。
それぞれのエンティティの記事はよく作り込まれており、読み物としても充実していると思います。
The BackRoomsという世界観に対する一つのアクセントとして読んでみるのは十分にお勧めできると考えています。
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