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【感想】異形頭さんとニンゲンちゃん

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引用元:異形頭さんとニンゲンちゃん 1巻より
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異形の頭

逞しい体

スーツ

イケメンムーブ

美女

SF


この組み合わせの良さをこの歳になって知るとは…。


本記事は、Twitterで「三毛たま」さん(@3ktama131)が更新されていますマンガ


異形頭さんとニンゲンちゃん


の感想記事です。


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概要

引用元:異形頭さんとニンゲンちゃん 1巻より

本作をあえてジャンル分けをするのであれば「異世界転移恋愛モノ」です。


異形の頭を持つ人型実体が、人類同様に生息している惑星の支配者となっている世界が舞台になります。


異形頭さんたちも、頭部の形状こそ異質ではありますが、文明的にも文化的にも人間と同等です。

また価値観や趣味嗜好もほぼ同じで、人間とコミュニケーションを取ることも可能です。


その世界には時折「人間」が転移してくることがあります。


本作は、悲惨な環境で生きてきた人間の女性がこの世界に転移し、人間の保護を仕事にしている異形頭さんと共に暮らしているところから物語は始まります。


感想

引用元:異形頭さんとニンゲンちゃん 1巻より

まず第一に思ったのは、主人公の異形頭さんが格好いいという点でした。


作中には様々な形状の頭部を持ったキャラクターが登場しますが、主人公の異形頭さん(ラズさん)は比較的シンプルな頭をしています。


シルエットは人間と変わりませんが黒を基調にしたカラーリングで目の代わりに後頭部から口元まで2本のラインが入っています。

口は人間と同じ位置ですが、耳まで裂けたような大きな口でギザギザの歯が見えます。

まるでSF作品に登場するマスクのようで、それだけでカッコいいのですが、それにとどまりません。


身体の線は細いのですがよく鍛えられており筋肉質です。

そんなラズさんがスーツを着れば、それはもう素敵な姿になります。

こんな男になりたかったなと思う限りです。


しかしラズさんにも暗い過去があるのか、元軍人であることが明言されており、とあるカットから実戦経験者である可能性が高いです。


また、口調が妙に女っぽいというかオカマっぽいのですが、本人が意図して作り上げたキャラクターのようです。


こういった症状は何かしらのトラウマに対する防御反応であり、乖離性同一性障害で似たような症例があると聞いたことがあります。

前向きな方向での現実逃避に近いですね。


しかし、時折みられる本性はなかなかに男らしいというか漢らしく、仕事柄か荒事にも慣れています。

引用元:異形頭さんとニンゲンちゃん 1巻より


そんなラズさんが、これまた見目麗しい人間の女性(ちかちゃん)と惹かれあっていくわけです。


種族は違えど美男美女のカップルというのは妬ましい素晴らしいものです。


ちかちゃんの半生は非常に過酷であり、訳あって自殺を図りました。

その結果、転移現象が発生しラズさんに保護された経緯があります。


作中当初は互いにペットと飼い主として振る舞っていますが、異性として惹かれていきます。


ちなみにこの世界は、人間は稀に出現する珍しい生き物でしかなく、基本的に人権は付与されません。


しかしラズさんの勤務するような保護組織があったりと、動物愛護的な観点から悪い扱いは受けていません。


また驚くべきことに双方が交わることで子供を成すこともできるようで、遺伝子情報は極めて近似していると考えられます。


恋愛ものではあるのですが、世界観の設定なども興味深く、人間が世界を転移する原因とそれに起因する悲しみなどが描かれています。


特に、4巻で示された情報から、ラズさんとちかちゃんを始めとした「異形頭とニンゲン」の恋の行く末は不穏なものであると示唆されています。


この先が気になって仕方ありません。


まとめ

正直なところ、この手のジャンルのキャラクターが女性を中心に人気があるのは知っていましたが、何となく嫌厭していました。

それは間違いでしたと言わざるを得ませんね。


私が本作に出会えたのは作者様のツイートがTLに流れてきた為でした。


たまたま目について読んで見たら面白さに引き込まれ、気付けばKindleでまとめ買いをしていました。


その熱が冷めやらず、ブログで感想記事を書くに至ったわけであります。


本記事執筆時点(23年9月6日)では4巻まで発売されています。


ぜひご一読いただきたい素敵な作品です。

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