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【亜人】IBM(黒い幽霊)の解説・考察

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大人気アクションコミック

「亜人」

外的な要因によって死を迎えても何度でも再生する不死身の人間「亜人」と呼ばれる生物をテーマに据えた物語です。

死なない以外は普通の人間と同じと思われていた亜人が持つ切り札的要素が、今回紹介するIBM、通称「黒い幽霊」です。


IBMとは何か。

解説と考察を交えて紹介します。


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概要

引用元:「亜人」15巻より

IBMは亜人研究が進んでいる米国にて発見、命名された透過率100%の不可視の物質で構成された人型の実体です。

名称は「Invisible Black Matter」の略であり、亜人にのみ知覚可能な物質です。

外見は人型で、身体を黒い包帯でグルグルに覆っているような見た目をしています。

包帯で覆われているために人相などは伺い知れませんが、人間と同形状の部位には人と同じ骨格があることが確認できます。

その身体は亜人の体内に存在する「IBM粒子」によって構成されており、多くは放出した亜人による遠隔操作可能な「分身」とも呼べる存在です。

IBM粒子は極めて不安定な物質で、発生と同時に崩壊が始まっており、存在できる時間は数分から数十分程度と短いものです。

基本的にはIBMを放出した亜人の操作によってのみ行動し、亜人が意識を失うなどして操作不可となった場合は、消失まで一切の活動を停止します。

亜人にはIBM粒子が視認可能で、名前の通り「黒く」知覚されます。

また、「黒い幽霊」と通称されますが、上述の通り物質であり、普通の人間であっても触れますし、物体を持ち上げたり移動させたりなどの干渉も可能です。

幽霊というよりは透明人間に近い存在です。


能力

引用元:亜人 2巻より

概ね成人男性のような体格の人型を形作り、鋭い爪や牙を持ちます。

いわゆる「脳のリミッターが外れた状態」であり、極めて高い身体能力を発揮し、戦闘においては一撃で人体を破壊可能なほどの破壊力を持ちます。

その力たるや、攻撃したIBMが自身の手や足を破壊してしまうほどです。

操縦者である亜人とIBMは電気信号のようなもので繋がっており、操縦者の練度に応じて精密狙撃をしたり細かな動作を行わせることが可能です。

構成する実体の強度は人間とそれほど変わらないようで、銃撃等によって破損させることが可能ですが、生命活動を行っているわけではなく、損傷は亜人同様にIBM粒子によって即座に修復され、時間経過により消滅するまでは活動を続けます。

ただしIBM同士の強烈な接触による破砕は粒子の結合を見出すために再生することはできません。

そのため人間の打撃では倒すことは困難ですが、IBMの千切れた腕などを叩きつけることで有効打を与えられます。

基本的には人型ですが、中には飛行が可能な有翼タイプや、異常に長い手や爪を持ったタイプなど亜人によって個体差が存在します。

上述の通り亜人によって遠隔操作が可能であり、感覚器官を共有し、離れた場所でも精密に動作させたりIBMを通じて会話をすることもできます。

中には主人公の「永井圭」や敵となる「佐藤」が放出するIBMのように、操縦者の干渉を受けずとも自律行動を行うIBMも存在します。

この場合、操縦者が意識を喪失したとしてもIBMが自ら状況を判断して行動することが可能となり、これを「自走」と呼んでいます。

IBMはほぼ瞬間的に展開可能な圧倒的戦力であり、亜人たちの切り札として運用されています。


弱点

かなり便利な存在であるIBMですが、決して万能というわけではありません。

以下のような弱点が存在しています。


全ての亜人が使用できるわけではない

IBMは亜人が生成する特殊な存在ですが、亜人であれば誰もがIBMを使役できるわけではありません。

これには才能やきっかけ等の要因が絡んでいるとされ、特に心に受ける衝撃によってIBM能力が発現しやすいとされています。

また、IBMを放出することが出来ても自在に操るには訓練が必要であり、すぐに便利に使えるようになるものではないようです。


亜人ありきの存在

上述の通り、亜人はIBMを遠隔操作することで活動させます。

逆に言えば、亜人が何らかの要因でIBMの操作が出来なくなった場合、殆ど無力化されてしまうというわけです。

作中では殺すことのできない亜人への対抗策として麻酔銃が頻繁に登場します。

麻酔によって意識を失うことで自殺してリセットすることもできず、IBMを操作することもできなくなるということです。

亜人からの干渉が無くなったIBMは、基本的には粒子が崩壊して消滅するまでの数分の間、ほとんど身動きすることもありません。

ただし、上述の「自走」が可能な場合は引き続き脅威であり、麻酔で昏倒した操縦者を殺害することでリセットさせることも可能です。


亜人とIBMの接続

IBMと亜人はある種の電気信号で接続されているとされています。

この信号は水分によって撹拌される性質を持ち、雨天や濃い霧の中ではIBMを上手く操作できなくなります。

そのため、作中にて対IBM戦闘を行う際は、スプリンクラーや天井の配水管を破壊するなどして放水させ、IBMの無力化を行うことがしばしばあります。

ただし、あくまで「亜人とIBMの間に水がある」のが条件であり、屋内に入ったり、即席の屋根で水を遮断することで接続は回復します。


操作性

引用元:「亜人」2巻より

作中にて「IBMの操作はラジコンというより犬に命令する感覚に近い」とされています。

つまり、亜人がIBMに対して適切な命令をするには反復練習が必要になるということです。

またIBM側にもある種の自我のようなものは存在しており、何度もIBMを操作することで互いの接続が強固になっていくようです。

逆に練度に劣るとIBMの操作は簡単なことしかできず、IBMを通した発話も不完全になります。

主人公の中野圭のIBMは、彼が新生児の頃に蘇生した際に無意識に放出され、以来まともに操作をしなかったために「自走」というより「暴走」に近い独立心が発現しています。

結果、誰の命令も聞かずに手当たり次第に目につく人を殺傷する凶暴性を持ってしまいました。


IBMが亜人にしか見えない理由

人間が亜人になるのに必要と考えられている”一つの”要素が体内で生成される一定の濃度のIBM粒子です。

つまり全ての亜人の体内には濃い濃度のIBM粒子が存在しているということです。

亜人は、他の亜人が発するIBM粒子が自分の体内のIBM粒子と衝突することで、その存在を知覚しています。

しかし、それを認識するための感覚器官が人間には備わっていないため、もっとも発達した感覚器官である視覚に反映させていると考えられています。

つまり、体内に一定濃度のIBM粒子を持たない普通の人間にはIBMを認識する機能が無いということです。


IBMとは何か

作中では明確な答えは出ていません。

しかし、米国での亜人研究者である「オグラ・イクヤ」は一つの仮説を立てています。

人を亜人にするのはIBMであり、IBMは人の心から生まれている。

この説には根拠が無く、学界でも異端な説であるとされています。

しかし、作中の描写をみるに、その説は決して的外れということは無いように考えられます。

この場合の心とは「やりたいことへの執着心」「大切な人への思い」などを言い、つまり「生存欲求」のことを指します。

生存欲求とは外敵を排除する意思に繋がります。

そのためIBMには原始的な武器である爪や牙、卓越した身体能力が備わるのでしょう。


個人的な考察

引用元:「亜人」14巻より

通常は普通の人間にIBMを知覚する能力はありませんが、IBM側から強い殺意を向けられると人間にもその姿を認識されることがあります。

これは、殺意を持ったIBM粒子を向けられた人間の生存欲求が刺激され、体内のIBM濃度が一時的に上昇したためと考えています。

つまり全ての人間にはIBM粒子が存在しており、何らかの形で一定濃度以上に高まることで亜人になるのではないかと考えられます。

また、亜人と言えども肉体のベースは人間であり、劣化・老化という宇宙の理から逃れることは出来ません。

しかし、亜人は永遠の存在になろうとしており、不完全な人間ベースの身体ではなく、一から完全な肉体を作り出そうとしているのかもしれないと作中で語られています。

いつかさらに人の心が発達し豊かになることでIBM粒子はより安定し、永遠不滅の肉体と命を持った存在になるのかもしれません。

それはもはや神様に近いのかもしれませんね。

案外、神様とされる人類の創造主も同じように進化していった存在なのかもしれません。


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