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【亜人】日本に勝利した最強の男「佐藤」の最後までを解説【ネタバレ】

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亜人
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何度死んでも、どんな死に方をしても必ず蘇生する「亜人」という超常的な存在を中心に展開されるハードな世界観の作品。

作品を盛り上げる主要人物の大半がかなり尖った性格をしているのですが、その中でもトップクラスの異質さを誇るのが、通称「佐藤」と呼ばれる亜人です。


今回は「亜人」の中でもトップクラスの人気を誇る

佐藤

本名:サミュエル・T・オーウェン

について解説していきます。


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亜人について

作中世界に存在している「死なない人間」を亜人と呼称しています。

「亜」とは墓室を表す象形文字から来ており、「次世代」「~に次ぐ」といった意味を持ちます。意外と前向きな意味を持つんですね。

つまり亜人とは「次世代の人」や「人に準ずる人」といった意味合いになります。

「死なない人間」と書きましたが、厳密には「死亡しても蘇生する」という点で疑似的な不死身を実現しています。そのため厳密には不死身というよりは蘇生能力者という表現が正しいと言えます。

蘇生以外の身体的な特性は通常の人間と何ら変わらず、身体的な耐久力が高いわけでもありませんし、痛覚もあり、病気にもなります。

そのため自身が死亡するまで亜人であることを判別する手段はほとんどありません。

例外的に後述のIBMを認識することで亜人であることがわかりますが、作中人物たちの多くはIBMの知識がないため「幽霊」が見える程度にしかとらえられません。


最強で最狂の亜人「佐藤」

引用元:亜人 5巻より

今回のメインテーマである佐藤について解説します。

本名はサミュエル・T・オーウェンといい、中国人の母とイギリス人の父を両親に持つアメリカ人の男性です。

佐藤の特徴は何といっても

「常軌を逸したサイコパス」

です。

それでは彼の生い立ちから最後までを見ていきましょう。


生い立ち

引用元:亜人 7巻より

彼は一般的な家庭に生まれた普通の少年でした。

ただし幼少のころから他者への共感性が著しく欠落しており、自宅の納屋でおびただしい数の小動物を虐殺しています。

彼の父親は何度教えても命の大切さを理解できない息子に対して、愛を持った鉄拳制裁までし、その後に「殴ってすまなかった。お父さんはお前が素晴らしい人間だと信じている」と抱きしめますが、当の本人は殴られたショックもなければ命の大切さも何も理解できていない様子でした。

引用元:亜人 7巻より

いわゆる「サイコパス」の気質を持っていたのです。


ちなみに「サイコパス」とは

日本語では精神病質者といい、パーソナリティ障害や精神病と健常の中間状態のことを指すとされます。

社会に適応できないほどではないにしろ大多数の人々とは明らかに異なる精神障害を持つ人物が分類されます。

多くは先天的で脳の偏桃体の不具合が原因とする説が主流のようですが、明確な原因は特定されていません。

個人差を遥かに逸脱した精神障害であり、「俺サイコパスだからwww」と他者への暴言や無礼の免罪符にしている人の多くは当てはまりません。

脳科学者の中野信子氏の著書によると以下のような特徴が挙げられています。

  • 外見や語りが過剰に魅力的。
  • 恐怖や不安を感じにくく、大舞台でも堂々としている。
  • 多くの人が倫理的な理由でためらってやらないことを平然と行うため挑戦的で勇気があるようみえる。
  • お世辞がうまく、有力者を味方につけたり、崇拝者のような取り巻きがいる。
  • ありえないようなウソをつき、常人には考えられない不正を働いても、平然としている。ウソが完全に暴かれ、衆目に晒されても、全く恥じるそぶりさえ見せず、堂々としている。
  • 飽きっぽく、物事を継続したり、最後までやり遂げることは苦手。
  • 長期的なビジョンを持つことが困難なので、発言に責任を取ることができない。
  • 過去に語った内容とまるで違うことを平気で主張する。
  • 残虐な殺人や悪辣な詐欺事件をおかしたにもかかわらず、まったく反省の色を見せない。
  • 傲慢で尊大で、批判されても折れない、懲りない。
  • 介護や福祉、カウンセリングなど人を助ける職業についた愛情の細やかな人の良心をくすぐり、餌食にしていく。自己犠牲を美徳としている人ほどサイコパスに目をつけられやすい。

『サイコパス』文春新書より引用・抜粋。

こう見ると作中での佐藤の描写はかなりサイコパスに当てはまるものだということがわかります。


青年期

引用元:亜人 7巻より

成長した佐藤はアメリカ海兵隊に(年齢を詐称して)入隊したものの、ブートキャンプ(新兵養成所)を一週間でクビになります。

しかしそれは表向きの話で、海兵隊内に秘密裏に編成されていた特殊部隊に引き抜かれていたのです。

ベトナム戦争の末期に、墜落した友軍ヘリのパイロット救出のために彼の所属する部隊が派遣されます。任務に忠実かつ突出したスキルを持つ彼らは、ベトコンに見つかることなく捕らわれたパイロットのもとにたどり着きました。

引用元:亜人 7巻より

精鋭である彼らにとって楽勝な任務だったと思ったのもつかの間、あまりの簡単さに退屈を感じた佐藤はヤバめの笑みを浮かべ拳銃を抜き、「プレイボール」と口にしたかと思うと、突然地面に向けて発砲したのです。そして一発の銃声が100人を超えるベトコンを呼び寄せ、大規模な撤退戦になります。

その間、佐藤はずっと楽しそうに笑いながら戦い続けましたが、当然無事では済みません。部隊は何とか撤退したものの隊員には死傷者も出たうえ、佐藤自身も左足を失う大怪我を負いました。

帰国後、件の行為により不名誉除隊で軍を去ることになります。


除隊後

引用元:亜人 10巻より

除隊後は車椅子生活をしながらアーケードゲームのプレイに熱中していました。

ある日、彼のもとに叔父を名乗る人物が現れます。この叔父がチャイニーズマフィアな人であり、そこでの仕事を請け負わないかと佐藤を誘いに来たのです。

佐藤はあまり乗り気ではありませんが、ゲームに傾倒していた彼は仕事先が日本(パックマンが流行っていた時期)であることに興味を示し、裏の家業に手を染めていくことになります。

片足のハンデを感じさせないほどに敵対組織の構成員を殺し続けた佐藤は、やがて追い詰められて処刑されてしまいます。

引用元:亜人 10巻より

最後に言いたいことはあるかと問われた佐藤は、自分がこれまで行ってきた殺人を思い返し、

「ハイスコアは出せたかな!」

という、殺しを、ひいては人生そのものをゲーム感覚でとらえているような発言を残しました。


亜人として

引用元:亜人 10巻より

上述の処刑の直後に蘇生した佐藤は、「誰かがコインを入れたみたいだね」とまたも自分の人生をゲームにたとえてコンティニューを宣言し、自身を追い詰めたマフィアを皆殺しにして逃走します。

そこからは彼が楽しいと思えることをひたすらに続けてきました。

つまりはスリルと殺人です。

そして本編につながるのです。


最後

作中にて数千人規模での大量殺人を繰り返した佐藤ですが、やがて日本での活動に飽きてしまいます。

一般人や警備員、警察官に対する虐殺のみならず、

警察特殊部隊SAT

引用元:亜人 5巻より

航空自衛隊入間基地の基地警備隊

引用元:亜人 12巻より

といった警察・自衛隊の対人戦闘のプロともたった一人で互角以上に渡り合い連戦連勝したのです。

もはや日本国内には敵なしの状態。いわば佐藤にとって日本でのゲームはクリア済みといっても過言ではなくなりました。

引用元:亜人 12巻より

終盤に、明言はされていませんが韓国へ転戦することを宣言します。プロゲーマー育成に力を入れ、徴兵制を持つ国家といえば韓国でしょう。

そして浅からぬ因縁を持つ主人公の亜人である「永井」との最終決戦につながります。

終盤、崩落した橋にて佐藤と永井は対峙しました。永井にとっては佐藤を止める最後のチャンスであり、佐藤は永井という死なない敵との一騎打ちに心躍らせます。

橋の下には川が流れており、永井は佐藤に対してタックルをかまし、ともに水中に落ちていきます。永井の目論見は溺水反射による佐藤の意識喪失で、佐藤にとっては永井の賭けに近い行動に対する興味が勝っていました。

結果、永井は賭けに勝ち、佐藤は気絶。溺死する前に永井によって陸に運ばれます。そこに合流した「対亜人特選群」によって佐藤の身柄は確保・拘束されました。

引用元:亜人 17巻より

佐藤の意識の喪失直前、放出していた人型IBMは佐藤の走馬灯に似た回想に合わせて「いやぁ、たのしかったね」と言い残し消滅していきます。佐藤は自分が引き起こしてきた様々な事件に対して、純粋に楽しんでいたのでしょう。結果として永井に敗北し拘束されることになっても全力を尽くした結果であることに満足していたようにも思います。

その後、佐藤は秘密裏にクライオレーター設備に監禁され、極低温状態による凍結処理が施され、身体の活動を限りなく低下させつつも殺すことなく封印されることになりました。不明な場所にて米軍関係者が冷凍設備の維持を行っています。オペレーターの口からは「この設備は向こう200年の稼働が保証されている」との情報が得られます。

引用元:亜人 17巻より

つまり200年は佐藤の行動を完全に止めることができるということですが、そのあとは?

冷凍中は身体の加齢もストップするため、亜人が完全に死ぬとされている寿命による死は訪れません。

いつか設備が壊れ拘束が解かれるその日まで佐藤はコンティニューのコインが入るのを待ち続けているのです。

引用元:亜人 10巻より

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