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【亜人】佐藤で学ぶサイコパス

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亜人
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亜人に登場する主要敵キャラクター

佐藤

(本名:サミュエル・T・オーウェン)


ハードな展開が連続する本作の中でも特に逸脱した異常さを誇り、生粋のサイコパスと名高い人物です。

しかし、サイコパスという言葉は人柄(キャラクター性)を表す際に割と安易に使われることが多いですが、佐藤に関しては専門家が定義したサイコパスの特徴に非常によく当てはまった描写をされています。

今回は、脳科学者の中野信子氏の著書「サイコパス」より特徴を引用し、作中の佐藤の描写に当てはめてみたいと思います。


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サイコパスに見られるとされる特徴

中野信子氏によると以下のような11の特徴が挙げられています。

  1. 外見や語りが過剰に魅力的。
  2. 恐怖や不安を感じにくく、大舞台でも堂々としている。
  3. 多くの人が倫理的な理由でためらってやらないことを平然と行うため挑戦的で勇気があるようみえる。
  4. お世辞がうまく、有力者を味方につけたり、崇拝者のような取り巻きがいる。
  5. ありえないようなウソをつき、常人には考えられない不正を働いても、平然としている。ウソが完全に暴かれ、衆目に晒されても、全く恥じるそぶりさえ見せず、堂々としている。
  6. 飽きっぽく、物事を継続したり、最後までやり遂げることは苦手。
  7. 長期的なビジョンを持つことが困難なので、発言に責任を取ることができない。
  8. 過去に語った内容とまるで違うことを平気で主張する。
  9. 残虐な殺人や悪辣な詐欺事件をおかしたにもかかわらず、まったく反省の色を見せない。そればかりか、自己の正当性を主張する手記などを世間に公表する。
  10. 傲慢で尊大で、批判されても折れない、懲りない。
  11. つきあう人間がしばしば変わり、つきあいがなくなった相手を悪くいう。
  12. 介護や福祉、カウンセリングなど人を助ける職業についた愛情の細やかな人の良心をくすぐり、餌食にしていく。自己犠牲を美徳としている人ほどサイコパスに目をつけられやすい。

『サイコパス』文春新書より引用・抜粋。


上記リストを参考に、作中で描かれた佐藤の行動を細かく見ていきましょう。


外見や語りが過剰に魅力的。

主人公の永井圭も初対面時には騙されていましたが、佐藤の特徴の一つが「やたらと熱のこもった語り口」です。亜人の権利を保障し人間社会と共存していきたいという理想に向かって行動しているということを力説します。

ほかにも、嘘くさすぎて逆に本物らしく見えるほどにわざとらしい演技を真剣に行います。亜人管理委員会が田中に行っていた残虐非道な扱いを公表した際には本気の涙を見せるほどでした。結果、亜人の権利を認めてもらいたい隠れた亜人をあぶりだすことに成功します。


恐怖や不安を感じにくく、大舞台でも堂々としている。

SATや基地警備隊との戦闘前、旅客機をハイジャックし乗客乗員もろとも墜落させるという大規模なテロを行う前でも、佐藤の様子は一切変わりません。慣れ親しんだ街を歩くかのようで凶行を行う様子など全く見られない落ち着きようです。

これは亜人になり自分が不死身であることを知っているからというわけではなく、亜人であると知るきっかけになる最初の死、マフィアにつかまり処刑される際も一切の恐怖の兆候を示していません。

生粋の特性だということが分かります。


多くの人が倫理的な理由でためらってやらないことを平然と行うため挑戦的で勇気があるようみえる。

永井圭をはじめとした作中の亜人たちは、必要に応じて自死すら厭いませんが、佐藤はそのさらに上を行きます。

自分が死ぬことを前提とした作戦を立て、普通は避けたいと考える断頭や身体の破砕による死をも意図的に行います。

いくら亜人といえども痛みや恐怖に対する抵抗を持つものですが、佐藤にとっては特段ためらうことはありません。その結果、登場人物の意表を突く行動をとるのです。


お世辞がうまく、有力者を味方につけたり、崇拝者のような取り巻きがいる。

佐藤が田中を味方に引き入れられたのは、彼が非人道的な実験材料にされたことによる人間への憎悪もありますが、何よりも佐藤が田中の心を解きほぐしたことにあります。仲間になってからも田中のモチベーションが上がるような立ち居振る舞いを(表面上とはいえ)真剣に行っていました。

ほかにも入間基地襲撃時には普通の人間を仲間に引き入れています。彼らは自分の人生に不満を持ち、佐藤が引き起こした事件で自分の世界が変わることに期待した狂信者といえます。


飽きっぽく、物事を継続したり、最後までやり遂げることは苦手。

熟考に熟考を重ねた頭脳明晰な永井が何度も佐藤に出し抜かれたのは、彼の飽きっぽさによるものでした。自分が決めたルールに基づいて殺戮を行っていく佐藤ですが、途中から飽きてしまい放り出したり仲間に任せたりと自身は離脱します。

佐藤が表舞台で活動し始めてからのテロ行為に対して、おそらく佐藤は一度として自らの定めた目標をやり切ったことがありません。


長期的なビジョンを持つことが困難なので、発言に責任を取ることができない。

亜人管理委員会の要人暗殺において、彼は自らの定めたルールに基づいて殺害リストを作成。それに従って暗殺を繰り返していきますが、生来の飽き性から早々にルールを逸脱します。というか作戦に参加しなくなります。

その際に「あとは田中君たちだけでやっといてよ」と作戦を丸投げするありさまでした。


残虐な殺人や悪辣な詐欺事件をおかしたにもかかわらず、まったく反省の色を見せない。そればかりか、自己の正当性を主張する手記などを世間に公表する。

入間基地を襲撃し、500名を超える警備要員を全滅させたのちに、基地の占領をネット放送で宣言します。その際に「自分が行った大量殺人は許されるものではないが、亜人が安心して生存するためにはやむを得なかった」と自分の行いを正当化するような主張を行います。

ただし、ここでの佐藤は状況がよりスリリングになり自分が楽しめるように演技しているに過ぎないため、本心から自己正当化しているとは言えないかもしれません。


傲慢で尊大で、批判されても折れない、懲りない。

彼の語る(うその)理想について、様々な登場人物から頻繁に批判されます。

基本的には自分がスリルを楽しむために実行した行為ばかりですが、一応表向きは何かしらの思想に基づいたテロ行為として演出しています。

彼にとっては他社からの批判など糞の役にも立たないどころか、聞く価値すらない雑音です。何せ芯の通った考えがあるわけではありませんから。


つきあう人間がしばしば変わり、つきあいがなくなった相手を悪くいう。

仲間に引き入れた亜人のうち、奥山という人物が永井一派に嗅ぎ付けられた際に佐藤から離反します。それを察した佐藤は「彼、バックレそうな雰囲気があったじゃない」と信用していなかった旨を仲間に伝えています。

これは、仲間に対して信頼感などがなく、自分にとって不都合になれば悪印象を持つのみという自己中心的な考えのためと思われます。


介護や福祉、カウンセリングなど人を助ける職業についた愛情の細やかな人の良心をくすぐり、餌食にしていく。自己犠牲を美徳としている人ほどサイコパスに目をつけられやすい。

入間基地に侵入する際「顔が佐藤に似ているだけの別人」を演じます。

自分を佐藤と疑い拘束した自衛官たちに対して、自分の(うその)生い立ちを涙ながらに語り、憐憫を誘うストーリーを涙ながらに披露します。その後IBMを用いた偽物の佐藤が暴れることで、本当に別人なのだと誤認させます。

警備の指揮官には通用しませんでしたが、その他の自衛官には効果は抜群でした。


まとめ

サイコパスという言葉は半ば間違った使い方をされがちです。

ただ性格が悪いだけだったり、攻撃的なだけではサイコパスとは言えません。れっきとした精神疾患の一種であり、専門家によって診断された初めて認められるものです。

しかし、キャラクター性を強固にできるという点では非常に魅力的な要素であり、特に佐藤はサイコパスの特徴がよくあらわされていると思います。


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