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【ネタバレ解説】雛見沢連続怪死事件の真相。犯人は誰で何故起きたのか。

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「ひぐらしのなく頃に」作中で重要なファクターの一つである雛見沢連続怪死事件。

毎年1人が死に、1人が行方不明になるという奇妙な共通点を持つ事件が起きています。

時には他の惨劇の引き金になることもあるこの事件について解説します。


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連続怪死事件とは

綿流しのお祭りが開催される日に必ず発生する事件で、毎年1人死亡し、1人が消えるという共通点があります。通常「オヤシロ様の祟り」とされ、作中の昭和58年まで4年連続で発生しており、5年目には富竹ジロウと鷹野三四が犠牲者となります。

4年目までの犠牲者は村にとって不都合な人で占められており、何かしらの意図を持った計画犯罪だと考える人もいました。

以下にそれぞれの事件の詳細をまとめます。

1年目:ダム現場監督殺人事件

昭和54年に発生しました。

当時の雛見沢は国の計画でダムに沈むことが決定しており、実際に工事が進んでいました。その現場監督が殺害され、犯人により遺体を頭部・胴体・右腕・左腕・右脚・左脚に切断されるという猟奇殺人です。

この事件の犯人は同じく現場で働く6人の作業員であり、監督と口論の末に暴行に及び殺害に至ります。バラバラにした遺体をそれぞれが責任を持って隠滅することにしましたが、犯人のうち5人は良心の呵責に耐えきれず自首しました。

リーダー格の1人は担当した右腕と共に今も行方をくらましており、行方不明者として考えられています。

雛見沢をダムに沈める工事関係者が犠牲になっています。

2年目:北条夫妻転落事故

昭和55年に発生しました。

事故現場は雛見沢から離れ、県立白川自然公園内展望台です。

犠牲者は北条夫妻で、この夫婦は北条悟史および沙都子の両親となります。ちなみに母親は沙都子たちの実母ですが父親は再婚相手という家庭環境でした。

死因は展望台の柵が壊れたことによる転落死です。

夫の遺体は崖下から発見されたましたが、妻の遺体は海に飲まれてしまい発見されず、行方不明扱いとなります。

北条家は立ち退きに際して支払われる保証金からダム建設に賛成派の立場をとっており、村からは村八分にされ冷遇されていました。

3年目:古手家両親怪死事件

昭和56年に発生しました。

古手梨花の両親が犠牲となり、父親は原因不明の突然死、母親は底無し沼とされる鬼ヶ淵沼に遺書を残しており入水自殺したものと考えられますが遺体は見つかっておらず行方不明になっています。

2人は古手神社の神主と巫女でしたが、婿養子の父親はオヤシロ様信仰に熱心ではなく、母親もとある理由からヒステリックな性格をしており慕われてはいませんでした。

4年目:北条家叔母殺害事件

昭和57年に発生しました。

犠牲者は北条悟史および沙都子の叔母です。何者かに撲殺されてしまいます。

悟史と沙都子は両親が2年目の事件で死亡した後に叔父叔母夫婦に引き取られていましたが、2人は虐待に近い扱いを受けていました。

そして叔母の死の直後にこの時に行方不明になったのが北条悟史です。叔母から虐待を受けて耐えきれなくなった悟史が叔母を殺害して失踪したのだと考えられました。

しかし、しばらく後に薬物中毒者が叔母の殺害を自白し逮捕されました。

 

5年目:富竹の死亡事件

昭和58年に発生しました。

被害者は定期的に雛見沢を訪れるフリーのカメラマン、富竹ジロウです。

村境の道端で遺体となって発見されました。死因は自らの手で喉を引き裂いたことによる出血ショック性死です。

同時に行方不明になったのは富竹との交際を噂されていた入江診療所の看護婦、鷹野三四です。しかし後日になって県外の山中にてドラム缶に入れられた焼死体として発見されます。

つまり、この年のみ2人が死亡したということになります。この事実が世界によっては様々な事件を引き起こすのです。

 

連続怪死事件の真相と犯人を解説

それぞれの年に発生した事件の犯人と真相まとめました。

1年目

  • 犯人:ダム工事現場の作業員6名。
  • 真相:雛見沢住民の工事妨害によるストレスで雛見沢症候群を急性発症した現場監督が作業員に襲い掛かり返り討ちにあって死亡。行方不明になっている犯人も同じく急性発症し山狗によって確保され検体として生きたまま解剖された。

2年目

  • 犯人:北条沙都子
  • 真相:母親の再婚により他人が父親になったこと、北条家がダム賛成派だったために沙都子も村八分にあったことなどのストレスが溜まり雛見沢症候群を発症。詳細は不明ながら両親を突き落とすことになり転落させてしまう。母親の遺体が見つかっていないのは波に拐われたことによる。

3年目

  • 犯人:鷹野の指示を受けた山狗
  • 真相:雛見沢症候群の研究に必要な古手梨花に対する実験に対して母親が難色を示したため研究続行のために鷹野が母親の排除を計画。操作撹乱のため連続怪死事件に準えて父親は毒殺、母親は山狗に拉致され前女王感染者として生きた検体とされた。原作では母親の解剖については仄めかされる程度だったが、漫画版ではショッキングなシーンが描かれた。

4年目

  • 犯人:北条悟史
  • 真相:叔母の虐待から妹の沙都子を守るために叔母の殺害を実行。両親の死、虐待、沙都子の奔放な行動、殺害のストレスにより雛見沢症候群を急性発症。たまたま錯乱時に居合わせた入江により入江診療所に隔離されている。治療用の実験台として活用する名目で検体にされていない。叔母殺害の犯人として名乗り出た異常者は山狗による情報工作。

5年目

  • 犯人:鷹野三四
  • 真相:終末作戦に際して鷹野と離反したため山狗により身柄を拘束され、雛見沢症候群の急性発症を引き起こす薬品を投与された。鷹野は自らを死んだことにして身を隠す工作を行なった。

まとめ

雛見沢連続怪死事件は、実はそれぞれが独立した事件事故でした。

たまたま綿流しの日に村に嫌われている1人が死んで1人が行方不明となっていたという天文学的とも言える偶然の産物では有りましたが、それが様々な登場人物に影響を与えます。

大石は村ぐるみでの犯行だと思い込み、発症した圭一やレナは自らが狙われていると感じ、詩音は悟史の失踪を初めとした怪死事件は園崎家の仕業だと信じ込んでいました。

鷹野は自らの野望のために連続怪死事件を利用しました。

無関係の事象に、関連性を見出してしまう人間の性が利用されたトリックといえます。


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