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【どうあがいても絶望】屍人の設定が魅力的な3つの理由【SIREN】

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SIREN
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PS2用ゲームソフトSIREN

このゲームに登場する一般的な敵キャラクターである屍人。

彼らはゾンビのような見た目でありながら既存の怪異とは一線を画した存在です。

本記事では屍人の魅力を3つに分けて紹介いたします。



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人間から外れてしまった存在

別の世界からこの世へ落ちてきた神の一種である堕辰子(だたつし)が流す血液

赤い水

体内に赤い水を一定量取り込んだ人間は人ならざる存在である屍人へと変異します。

屍人は赤い水を取り入れた分、従来の血液を目や口から垂れ流すという、まさにゾンビとも言える見た目をしていますが、人間だった頃の知識や習慣をある程度残しています。

彼らの生活圏である羽生蛇村では農業や修繕活動に精を出したり、知人と話したり、家族団欒で食卓を囲んだりしますが、それらは全て生前の模倣であり、屍人にとっては生命維持のための行動すら実は必要ありません。

屍人になった段階で不死生を獲得しており、例えば銃で撃たれたり首を刎ねられるなどの致命傷を負っても時間の経過で再生します

彼らは日に二度鳴るサイレン(堕辰子の鳴き声)に応じて神の世界に行けるかどうかの審査を受けるため、村の周囲に発生した赤い海へと入っていきます。

神の世界へ行く準備のできていない者は、次のサイレンの音と共に村へ帰ってきます。より神の世界に近づいた変異を遂げて。



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悪意なき善意の殺意

屍人は人間を襲います。

素手で首を絞めてきたり、手にした農具や雑貨で、果ては拳銃や猟銃まで用いて、ただの人間であるプレイヤーや同行者に攻撃を仕掛けてきます。

彼らは人間が憎いだとか、殺すことが好きとか、そういった悪意に基づいての攻撃はしてきません。ゾンビのように食欲を満たすためでもありません。屍人は自分の欲求を満たすために人間を襲っているわけではないのです。

では動機はなんなのか。

それは人間を素晴らしい神の世界に招いてあげたいから。

屍人は彼らの生きる世界が素晴らしく幻想的であると認知しています。それは神である堕辰子の存在を明確に感じることができているためです。

悩みが無くなり、神の存在を知り、やがては神の世界で一つになれることが分かっている彼らは、その幸せを積極的にお裾分けしようと攻撃してくるのです。

つまり、攻撃は手段に過ぎず、目的は人間に赤い水を効率よく摂取させることにあります。

昏睡させられれば赤い水を飲ませられますし、身体を傷つければ、そこから入れ替わるように赤い水は入り込みます。それが原因で仮に人間が死亡していても赤い水の力で屍人として蘇生します。

彼らの神は救いを与える

屍人には神である堕辰子の存在が明確に感じられており、日に二度鳴るサイレンに誘われて村を囲うように出現した赤い海に入っていきます(海送り)

海の向こうは神の世界とつながっており、迎え入れられる準備の整ったものは、そのまま神の世界に誘われ戻ってくることはありません。

しかし、準備ができていないものは、変異が進んだ状態で羽生蛇村に戻ってきます(海還り)

我々人間(プレイヤー)にとっては、変異の進んだ屍人は強力かつグロテスクになっており拒絶感が強いですが、屍人本人たちにとっては決して悪いことではありません。

神の世界に迎え入れられる準備ができていないだけであり、屍人としてより変異が進行すれば必ず神は迎え入れてくれるのです。

彼らは神に迎え入れられるその日が来るまで異界と化した羽生蛇村で暮らし、人間を見つければ幸せになれる世界に招き入れてくれるのです。

彼らの神と同様に、決して拒まないのです。



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