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【SIREN2解説】夜見島には何人の自衛官が巻き込まれたのか

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一般人ばかりだった前作とは異なり、SIREN2では戦闘に長けたキャラクターである陸上自衛官が登場します。

プレイアブルキャラクターとして三沢と永井が登場しますが、他にも相当数の自衛官屍人・闇人が敵としていくたびも立ちふさがります。

今回は夜見島にはどれだけの自衛官が巻き込まれたのかについて解説します。

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自衛隊が巻き込まれた経緯

夜見島が異界化した際に、たまたま上空をヘリで飛行していた物資輸送訓練中の自衛隊一行は、パイロットの変死に伴い島に不時着、というか墜落してしまいます。

墜落の衝撃で、三沢三佐・沖田二曹・永井士長の三名以外が死亡してしまう大惨事となりました。また沖田も負傷によって程なくして絶命してしまいます。

殆ど無傷で生き残った三沢と永井の周りで、夜見島に現れていた「屍霊」が自衛官の死体に取りつくことで仲間たちの死体が次々と起き上がり、二人に向けて攻撃を仕掛けてきます。

辛くも難を逃れた三沢と長いですが、のちに自衛官屍人は殻にするために生きている人間を探して島内に拡散していくことになりました。

こういった経緯で夜見島には自衛官屍人がはびこり、のちに闇霊が冥府よりあふれ出ると、自衛官闇人が跋扈する地獄へと変貌するのです。

巻き込まれた自衛官の人数と装備

作中では明確に示されていませんが、SIREN2の公式ガイドブック「SIREN2 MANIAX」によると、

約20名の自衛官が今回の怪異に巻き込まれたとされています。

彼らは完全装備の自衛官で、おそらく普通科の隊員だと考えられます。彼らによって以下の装備が島内に持ち込まれました。

名称特徴その他
89式小銃5.56mm弾を30発装填。
1989年採用の主力小銃。
年間調達数が限定的。
2005年当時は全隊員に行きわたっていない。
64式小銃7.62mm弾を20発装填。
1964年採用の小銃。
89式より大口径・高火力・長射程。
※錆びるし部品がよく脱落する。
2005年時点で更新が完了しておらず。
同部隊内でも89式と混在していた。
9mmけん銃9mmパラベラム弾を9発装填。
幹部自衛官及び車両航空機搭乗員の護身用。
2005年当時はCQBの過渡期。
一般隊員の殆どは拳銃を装備していない。
9mm機関けん銃9mmパラベラム弾を9発装填。
幹部自衛官及び車両航空機搭乗員の護身用。
9mmけん銃やM3グリースガンの更新装備として開発された。
しかし価格の高さや汎用性の低さから配備は限定的。
5.56mm機関銃MINIMIベルトリンク方式の軽機関銃。
5.56mm弾を200発装填。
分隊支援火器として各部隊に配備。
89式小銃のマガジンも使用可能。
普通科の分隊(約10名)に一丁の割合で配備されている。
怪異に巻き込まれた自衛官の人数だけで考えれば夜見島には2丁存在していてもおかしくはない。
永井と三沢の最終決戦時には弾数が無限となっている。
89式銃剣89式小銃に着剣可能な銃剣。
鞘と組み合わせることでワイヤーカッターとして使用可能。
89式小銃を装備する隊員は全員装備しているはず。
作中では軒並み着剣ラグの破損で着剣できない。
64式銃剣64式小銃に着剣可能な銃剣。
刀身に焼が入っておらず力が加わると曲がったりへこんだりする。
64式小銃を装備する隊員は全員装備しているはず。
作中では軒並み着剣ラグの破損で着剣できない。
戦闘防弾チョッキ(1型)自衛隊で初めて採用された防弾チョッキ。
拳銃弾や砲弾の破片程度から着用者を保護する。
前面に弾納(マガジンポーチ)が縫い付けられているが89式用のサイズ。
64式の弾倉は入りはするが非常にキツイ。
唯一着用している三沢が64式を使用しているためチョッキではなく弾帯に装着している弾納を使用していると思われる。
21.5mm信号けん銃陸上・海上で使用される信号弾発射用の拳銃。基本的に見かけることはない非常にレアな装備。
ヘリに搭載されていた?
CH-47J
(チヌーク)
陸自で使用されている大型の輸送ヘリ。最大で55人の武装した隊員を輸送することができる。夜見島に墜落したヘリは作中では明言されていない。
しかし約20名の自衛官が怪異に巻き込まれたとされている。
20名前後の隊員を載せられるヘリはCH-47Jのみであり、隊員のほかに物資も輸送可能なため本機だと考えられる。

ちなみに、20名というと陸自の編成でいうところの1個小隊に満たず、2個班や2個分隊程度の微妙な人数ですね。

さらに物資輸送訓練とのことですが、実弾を装備した完全武装で臨んでおり妙な訓練であることは否めません。実戦を想定した訓練としても、銃に実包を装填して行動するとは考えにくいです。平時に自衛隊敷地外に実弾を持ち出す場合は警察への届け出が必要であり、例えば射撃訓練で射撃場へ移動する際も届け出をしています。

そうでもしないとゲームとして成り立たないのは分かりますが、いささか気になる点ですね。

まとめ

島の規模に対して20名と聞くと大した数ではないようにも思えます。

しかし、作中ではやたらと遭遇する場面が多いように感じますが、これについては次のような考察が可能です。

屍霊も闇霊も人間の死体を殻として利用し光を防がなければ存在することができない怪異です。そのため積極的に人間を殺害して殻を増やそうと画策しています。

彼らには独自の意思疎通能力があり、それが視界ジャックとしてプレイヤーも使用可能な超常現象ですね。彼らは基本的には互いの見ている風景を共有することが可能なのです。

つまり、人間を見つけた個体がいれば、他の個体はその情報をもとに集まってくるということです。

島中に拡散して人間を見つけると、他の個体もそこに集まってくるという具合に、プレイヤーたちのそばに屍人や闇人が集まることで接敵率が上がっているというわけですね。

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