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全社禁煙デーを設けた当社。その効果と末路について。

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仕事
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世界的な禁煙の流れに沿って、私が勤務している会社も段階的に完全禁煙を行うと発表がありました。

とりあえず、今のところは特定の日を全社禁煙デーとして設定し、最終的には完全禁煙を行うとのこと。

私はタバコを吸わないので影響はないのですが、この禁煙デーによって当社ではどんな効果があったのかご紹介します。


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効果

当社は製造ラインを持つ製造業で、従業員の性質上、喫煙者の割合は決して低くはありません。

また、事務職も中間層が不足しているくびれた構造をしており、社員の過半数を占めるベテラン勢の喫煙率も軒並み高い状態です。

そんな彼や彼女たちは、記念デーが設立された当初は、社内でタバコを吸うことはなくなりました。

また、最寄りのコンビニも歩いて10分程度かかるため、業務の合間に抜け出すということも面倒です。

中には隠れて吸っている人もいました(臭いで分かる)が、全体的には社内の喫煙率は減ったと思います。


末路

最初の内は喫煙者の多くは気を使っていました。

しかし、禁止されたからと言って「はい!かしこまりました!」受け入れられるわけもありません。


上述の通り、当社の喫煙者はベテラン勢が多く、役職持ちも珍しくありません。

ベテランどもは「ある程度」自由に行動しても、私のような小物と違い周りから注意を受けることはまずありません。


つまりどういうことかというと、空いている営業車に乗って無断で社外に外出し、コンビニやらで喫煙を済ませてくるという暴挙を行うようになりました。


私の目の届く範囲でも数人が悪びれもせず行っており、だいたい30-60分程度会社から消え去ります。

そのまま完全に消えてくれるのならいいのですが、その後何食わぬ顔で戻ってきて、平然と離業処理もせずにいる有様です。


懸念

一部の悪質な喫煙者がサボって会社から出て行っても私の業務が止まるわけではないので極論どうでもいいことなのですが、懸念はあります。

第一に、まじめに禁煙デーを順守している多くの喫煙者に対する不公平感。

第二に、非喫煙者が感じる不公平感。

第三に、サボって社用車を乗り回している最中に事故ったらどうなるのか。


これでも私が勤めている会社は、ある大手企業の子会社であり、世間一般では「立派な会社」に該当します。


新入社員も毎年入ってきており、そんな彼らにこのベテラン勢が偉そうに指導するのだと思うと噴飯ものです。


個人的には、この手の不届き者は単身事故でも起こして処分されてくれと願っているのですが、願っているだけではかなわないのが世の理というものです。


まとめ

当社の禁煙デーは、総務的な部署が会社の決定事項として一方的に宣言したのみで、見回りや状況の聞き取りなどをしていません。

つまりは、経営陣に対するパフォーマンスに過ぎず、現場を見ない上の人たちは禁煙デーが守られているものと思い込みます。


しかし実際にはまじめに禁煙している人や非喫煙者が得られない自由な勝手な時間を就業時間に行い、給料を得ている人が多くいるのです。

しかも、年齢も行っていて役職まで持っている連中がです。

やるなら徹底的に、徹底できないならやるな、というのがあいまいな禁煙デーを始めた当社に勤める、一般社員たる私の思いです。

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