タイトルの通り、愛知県新城市に所在する旧門谷小学校を訪れました。
しかし、最初にお伝えすべきこととして、校舎や校庭のような敷地内には入っておりません。
旧門谷小学校に立ち入れるのは、月火水の10:00〜16:00に開店しているカフェの営業日のみとなります。
しがないサラリーマンである私は、土日の貴重な休みにひっそりと訪れるという選択肢しか取ることができませんでした。
Twitter:@tanshilog
門谷小学校
大正14年に建てられた木造校舎が現在も残っています。
西暦に直すと1925年ですので、2022年現在から見て97年前の建物です。
木造平家建ての建築となります。
廃校ではありますが、新城市の観光資源として現在も管理されており、古いながらもボロいということはありません。
生徒数の減少による廃校となったのは昭和45年(1970年)と52年前になります。
校舎外観
山に隣接した木造平家建ての校舎です。
手前は校庭となっており、校門は鉄柵で閉じられています。
先述の通り、併設されたカフェの営業日以外は、柵の外から見ることしかできません。
非常に自然豊かな場所に立っており、私の訪れた8月だと、セミやトンボ、ハチやアブ、カゲロウなどの昆虫がひっきりなしに飛び交っていました。
また、道中に猪用の罠を多数見かけましたので、野生動物も多いでしょう。
観光資源として利用されているため、非常に手入れが行き届いています。
校舎の入り口には、校舎内飲食禁止の張り紙がされており、校舎内もきれいに保たれています。
「てらキッズスクール」というNPO法人が運営しているスクールが、本校舎を活用してキャンプを開いたりしたこともあるようです。
周辺環境
校舎前の小川
校門に至る細い道を外れると、写真のような小川があります。
右上に少し見える階段を降りるとたどり着くことができます。
正面に見える橋が、校門に続く道で、いろんな虫たちが飛び回る自然豊かな場所です。
小川には小魚や小さなサワガニ、巻貝などの水棲生物が豊富に生息しており、カゲロウがたくさん飛んでいました。
川縁は大小多くの岩で構成されており、小さな子供が一緒の場合は注意が必要です。
実際、2歳に満たない息子は頻繁につまづき、手を繋いでいなければ硬い岩が露出している地面に頭からダイブしていたことでしょう。
水の流れはゆっくりで、水温も冷たいので、水をバシャバシャする程度の簡単な水遊びをする分には気持ちの良い環境です。
風も通りますし、周りの木々によって日も遮られますので、涼しくて快適でした。
生徒がたくさんいた頃は、きっと登下校の際にここに立ち寄って虫や魚を採ったり、水遊びをしていたのだろうなと想像をすることができる素敵なスポットです。
天然記念物 ねずの樹
学校に至る道に入る手前に、非常に大きなねずの木があります。
愛知県の指定文化財にも指定されており、非常に目立つ立派な樹木です。
まとめ
廃校とはいいつつも、頻繁に手入れされ人の気配を感じることができる場所のため、いわゆる廃墟のような寂しさはありませんでした。
まるで土日で生徒や教員がいないだけのような、まるで古いだけで現役の学校のような佇まいを見せてくれます。
私の写真のセンスがないだけですが、実際に現地を訪れてみると、当時通っていた子たちがどのようにして学校に駆け込んでいたのか、まるで自分が体験してきたかのように鮮明に思い浮かべさせてくれる場所でした。
次はぜひ、カフェの営業日に再訪して校庭や校舎を間近で見てみたいものです。
また、周辺には鳳来寺や自然科学博物館もあります。
子供がもう少し大きくなったら、こちらも改めて訪れてみたいと思いました。
山に囲まれた自然豊かな場所で、とても気持ちの良い場所でした。
Twitter:@tanshilog
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