みなさん、見知らぬ番号から突然マンションの投資営業の電話がかかってくることはありませんか?
電話番号を売り買いする業者がいるのか、こちらの名前を知っていますし、やたらと電話をかけてきます。
時間を問わず、平日の日中や、土日の夕食時にこちらの都合も考えずに着信がありイライラさせられることも多いでしょう。
しかし、それらを無視したり着拒したりするだけではつまらない。
そう考えた私は、無視し続けてもめげずに電話してきてくれる番号に出てみることにしました。
いつもは電話を受けても名乗りませんが、今回は偽名で最初に名乗ってみることにします。
定型的な営業文句を捲し立ててくるよう訓練されている彼らはどのような反応をするのでしょうか。
ご意見ご感想は Twitter:@tanshilog まで頂けますとうれしいです。
そもそも、なぜ電話番号と名前が筒抜けなのか
誰もが気になることでしょうが、営業電話というのは手当たり次第にかけているものばかりではありません。
特にこの「プレサンスコーポレーション」という会社の営業さんは、こちらの個人情報をある程度把握しています。
それはなぜなのか。
とある営業の方と長電話になってしまった際に教えてもらったことがあります。
想像通り、見込み客の個人情報リストが存在していました。
しかし意外なことに、違法ではないリストになります。
後々調べたのですが、ユーザー登録するタイプのサイトによる個人情報の売買は下記の条件を満たせば合法的に可能なのです。
このご時世に個人情報保護法を無視して売買する業者は多くはないでしょうしね。
つまり、我々が何かしらのサービスにユーザー登録した際に、利用規約の中に以下の文言が記載されていたということです。
根拠法は個人情報保護法第27条2項になります。
- 第三者への情報提供を利用目的とする旨を明記している。
- 第三者に提供される個人情報がどのようなものか明記している。
- 第三者へどのような方法で個人情報を提供するのか明記している。
- 本人が要請すれば個人情報の提供を停止し削除することができる旨を明記している。
利用規約を隅々まで読んで、不明点は問い合わせたり調べたりして全てを理解した上でユーザー登録する人がどれくらいいるのでしょうか。
少なくとも私は出来ているとは言えません。
ちなみに、最後の項目は一見こちらに有利な記載に見えますが、営業さんに聞いたとしても情報の出所を回答してはもらえません。
なにせ合法的に入手した個人情報なのですから、出所を明かす義理なんてありませんからね。
それに仮に出所が知れたとしても、情報自体はすでに各種業者に出回っているので根絶は難しいでしょう。
偽名で電話に出てみた
ここからが本題です。
私の本名を、仮に「佐藤」とします。
そして、名乗る偽名を「高橋」とします。
※この名前のチョイスの理由は、日本で多い苗字の上から2つであり、特に意味はありません。
想定
私「はい、高橋です」
プ「プレサンスコーポレーションと申します、いつもお世話になっております。失礼ですが佐藤様の携帯ではありませんか?」
私「いえ、高橋と申します。最近新しく買った携帯ですので前の方ではありませんか?」
プ「突然申し訳ありませんでした、これにて失礼します」
もしくは
プ「突然申し訳ありませんでした、実はわたくしマンション投資の営業でしてうんぬんかんぬん」
現実
私「はい、高橋です」
プ「…高橋様、いつもお世話になっております。〇〇と申します。以前××(この人とは別人)がお電話させていただきましたが、実はこの度大阪のあの有名な梅田駅の前に、ここだけの話ですよ…!あの梅田駅の目の前に高橋様にだけ紹介したい素晴らしい物件がありまして、ああそうそう、梅田といえば」
こんなことをベラベラ勝手に話した時点で電話を切りました。
正直落胆です。
こちらの名前が違うことに違和感を覚えたような若干の間はありましたが、明らかに違う名前を名乗ったにも関わらずそのまま営業トークに入ったのは大したものです。
しかし落胆したのは見込み客の情報が誤っていたとしても、その真偽を確認さえしない低レベルな業務に対する意欲。
相変わらずこちらの都合を考えずにベラベラ捲し立てていく営業スタイル。
こんなやり方で上手くクロージングできるのでしょうか。
上層部は従業員を使い捨てに考えず、こいつらを鍛え直せ。
この愚か者のせいで、ただでさえ悪い企業イメージが日々悪くなり続けている。
いずれにせよ私の実験によれば、プレサンスコーポレーションの営業マンは明らかに異常な企業倫理感で動いているというのがわかりました。
仮に私が年末ジャンボを当てて数億の資産を得たとしても、ビタ一文投資する気にはなりませんね。
まとめ
プレサンスコーポレーションをはじめとした投資営業をやたらと仕掛けてくる会社は、個人情報のリストを持っています。
しかしそれは違法なものではなく、個人情報保護法に則った合法的なものです。
さらに、電話した相手が予定と違う相手が出たとしても、まるで旧知の中のように話を進めて反論や質問をさせる隙も見せずに、いつもの自分の仕事を貫きます。
そう、営業という臨機応変さと顧客に寄り添うのが最も大切なプロ意識が必要な業務において、ルーチンワークのように決まったことをベラベラ話すだけの機械のように。
とにかく、合法だからってこの営業スタイルは気に入りませんね。
私はこの会社を信用できません。
末端の営業マンも、それを統括する基幹職も、経営方針を決める役員も、全てに責任を負うべき社長も。
プレサンスコーポレーションからの電話番号
もしマンション投資に興味があり、プレサンスコーポレーションから不動産を購入したい方がいましたら、下記の番号にお掛けください。
ここ2年ほどで私に営業をかけてくれた方々の番号です。
もしかしたら、既に営業の番号ではないかもしれないので、慎重に相手方を確認してくださいね。
大半が携帯電話なので、特に要注意です。
プレサンスコーポレーションの公式サイトにある企業理念とかを見ると参考になるかもしれませんよ。
電話番号一覧
- 0120-145-185
- 080-7190-5905
- 080-7661-3192
- 0807661-3188
- 070-1271-5603
- 080-7176-3420
- 080-7478-2298
- 0800-888-0027
- 0800-919-1242
- 0800-100-4558
- 0120-945-847
- 0800-888-7553
- 0800-600-0682
- 0800-888-8121
- 050-3364-3681
- 080-6984-2997
- 070-1732-6491
- 080-4347-6458
- 050-3364-7279
- 0800-777-6522
- 080-2469-3915
- 080-7600-2313
- 080-4972-1464
- 080-4822-7379
- 080-9168-3938
- 080-9166-4621
- 080-4197-7549
- 050-3818-0169
- 06-7777-2763
- 050-3352-2819
- 080-4735-2171
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