誇り高きハンター気質の異星人プレデター
強い生物を狩ることに人生の意義を見出した種族で
銃火器で武装した人間を狩りの対象とする氏族が
地球へやってきて狩りを楽しみます。今回は、
映画プレデター一作目に登場する
人間側の銃火器解説です。
概要
ゲリラに囚われた人質を救助するため、
シュワちゃん扮するダッチら特殊部隊が
ジャングルに潜入します。
そこではゲリラたちの戦闘の熱に引き寄せられた
人型の異星人も訪れていました。
ゲリラを掃討したダッチらは、
全く正体不明のエイリアン相手と戦いながら
脱出を目指す話です。
なお、プレデターとは便宜的な呼称で
作中ではそのように呼ばれたことはありません。
M16
コルト社が開発した5.56ミリNATO弾を使用する自動小銃です。
のちに米軍全軍の正式採用ライフルとなり、
M16A4やM4A1などに派生していくモデルです。
ダッチとビリーが装備しており、
ダッチのはM203が装着され、
ビリーのものにはマスターキーのようにM500が装着されています。
ゲリラやプレデターに対して乱射されます。
マッチョがM16を持った場合は、
肩付けせずに腰だめで連射するのが様式美ですね。
MP5A3
ドイツのヘッケラー&コッホ社が開発した短機関銃です。
9ミリパラベラムという拳銃弾を使用します。
ライフルに比べて小型軽量であり、
近距離での戦闘においてかなりアドバンテージとなります。
プロップの都合でHK94のコンバージョンモデルですね。
クローズドボルトから発砲する作動方式を持っており、
短機関銃というジャンルの中では非常に高い精度を持っており、
警察系特殊部隊などでも使用されています。
M60
サコー・ディフェンス社が生産している軽機関銃です。
7.62ミリNATO弾を使用します。
軽機関銃であるため、継続した短連射を行い敵を制圧します。
ごつい外観からランボーなどでも使用されており、
鍛えられた肉体美との相性は抜群ですね。
高火力な機関銃ですが、プレデターに致命傷を与えられませんでした。
ちなみに誤解されがちですが、
プレデターに傷を負わせたのはこのM60で、
後述のM134ではありません。
M134
ゼネラルエレクトリック社が開発したガトリング銃です。
戦闘機などに搭載されるM61バルカンの小型版で
7.62ミリNATO弾を使用します。
六本の銃身を回転させ、
装填、激発、排莢、銃身の冷却のサイクルを回しています。
毎秒100発近い連射速度をもち、
通常は車両やヘリに搭載して使用します。
本作で初めて映画に登場しており
人間が持つように改造されたプロップガンです。
重量や発射時の反動から、人間が担いで使用することはできません。
ゲリラの基地を制圧する際に使用され、
痛みを感じる間もなく倒れることから
無痛ガンという愛称がついていました。
まとめ
脈々と続くシリーズの一作目でありながら、
以降のシリーズに共通する設定が出てきたりと、
極めて完成度の高い映画だと思います。
ゼノモーフのように野獣のように暴れるのではなく、
かといって宇宙戦争のエイリアンのように
ハイテク兵器で蹂躙するでもないプレデターは
高度な文明に野蛮な文化という新たな組み合わせでした。
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