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【子育て体験談】新生児に小手先のテクニックは通用しませんでした。

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子育て
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新生児のお世話というのは本当に大変です。

大変とは言っても、2時間おきに授乳が必要だったり、

頻繁なおむつ替えをする必要があることは

大した問題ではありません。やればいいだけなのですから。


私が一番参ったのは「赤ちゃん」というあまりにも無力で意思疎通の難しい存在とのお付き合いだったのです。


本記事は現在1歳4カ月の息子を育てている父親である私の体験談です。

この記事はこんな方におすすめです

  • 現在新生児のお世話をしている方
  • これから出産を控えている方


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【子育て体験談】新生児期は眠れない時期でした【睡眠不足】

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小手先のテクニックは通用しませんでした。

過去から現在にかけて数多の子育て家庭があり、

そのうちの何割かの方々は子育ての体験談を残し、

さらに何割かの方はテクニックを交えたアドバイスを伝えてくれています。


当然、私も息子が生まれる前からその類のことを調べて備えていたのは言うまでもありませんでした。


そしていざ息子が生まれ、

俗に言う育児に無関心な父親にはなりたくない私は、

妻と協力して赤ちゃんに立ち向かいましたが、


これが想像以上にキツイ!


とはいえ、私は会社勤めなので日中は出勤し、帰ってからの世話全般を担当したのですが、

妻は一日中相手をしなければいけないため非常に大変そうでした。


個人差はあるかと思いますが、うちの息子は、

一日の1/3を眠り、残りの2/3を泣いて過ごしていました。

ごく稀に起きているのに泣いていない時間があったりなかったりでした。


泣いているうちの数%の時間はお腹が空いていたり、

オムツが汚れていたりが原因でしたが、


それ以外の大半の時間を泣いている理由はさっぱり分かりません。


ところで赤ちゃんの泣き声というのは良くできているもので、

放置しておくことができない音色を奏でます。


あえて言葉を選ばずに表現するならば


脳を抉られるような不快感


とでも形容しましょうか。


私にはこの泣き声が効果抜群でして、

泣き出しそうな呼吸音を聞いただけで目が覚める有様でした。

(妻は一日中子供の相手をしている疲れもあり子供の泣き声では目覚めず、休めていたようで幸いでした)


しかし眠れなくても時間になれば会社には行かなければいけません。



1〜3時間程度しか睡眠がとれず、

夜明け前に子供の泣きだせば眠るのを諦め、

コーヒーを濃く作り日に何杯も飲む生活でした。


忙しい状況でもポンと入れてジャッと作れる。濃いめがご希望なら倍量を!





寝不足で辛い中、息子を妻に任せて行きたくもない会社に行くのは本当に嫌なものです。


そんな厳しい生活に耐えかねた私は


息子を泣かないようにするため、なるべく快適にしてあげるための試行錯誤をしました。


私の人生で最もトライアンドエラーを繰り返し、

PDCAを回した時期だったかもしれません。



しかし相手は赤ちゃん。


上述したように圧倒的無力かつ意思の疎通などできない愛しの存在だったのです。


以下に私が試したことをいくつか紹介します。


快適な温度を探した

よく言われることですが、新生児の感じる快適な温度というのは大人とは違うそうです。

9月生まれだったので残暑も厳しく、クーラーを使用していましたが、

定石通り少し涼しすぎるかなという温度に設定していました。

しかし、それでも泣く頻度に変わりはありませんでした。


数日試して、じゃあ逆に少し温かめにしてみようと少し温度を上げたのですが、

これもやっぱり効果なし。

私のコーヒー漬けの日々は続くのでした。


やはり王道は旨い。まあ舌が肥えてるわけではありませんが、一番好きなコーヒーです。


抱っこして眠る

今までの人生で徹夜をしたことがないわけではありませんでしたし、

体力には自信のある方でした。


しかし、育児中の眠れないというのは、ベクトルの違う辛さがあります。


それは、いつ眠れるようになるのか分からないのが原因でした。


自分の意思で徹夜をする際は、「これが落ち着いたら寝よう」と考えられますが、

眠りたいのに眠ることができないというのは、終わりの見えない苦痛に感じられるものです。


普通の精神状態で考えればあり得ないことなのですが、

この泣き続けるだけの赤ちゃんの相手をこれからずっとしなければいけないのかと考えてしまい、

気力をさらに削られていました。


妻と協力していたにも関わらず寝不足からそんな思考回路に陥ってしまったのです。


たまにシングルで子育てをしている方が赤ちゃんを傷つけてしまう事件がありますが、

状況によっては誰もがそうなってしまうものなのかもしれないと思いました。



ともかく、これは寝なければ心身ともに調子を崩すと考えた私は、

背中スイッチを回避するために子供を抱いたまま眠ることを試しました。


しかし、うちの子は泣いている時に抱っこしても泣き止まない子でして

実際に試したところ、おとなしくなってくれることもなく、

私は私で眠っている間に潰してしまうんじゃないかと緊張してしまい、

すぐに諦めてしまいました。


そして結局私の睡眠時間は増えずに、コーヒーの世話になり続けるのです。


夏場の暑さを吹き飛ばすアイスコーヒー。通勤中にゴクゴク飲んでいました。


頭寒足熱を試す

子供の寝かせつけテクニックとして、足を握って温めてあげるというものがあるようです。


調べたところ、頭寒足熱という東洋医学でも使われている人間の仕組みのようで、

リラックス効果が期待できるものでした。


この方法は効果的と聞いたので期待に胸躍らせて早速試したのですが、


まさかの効果なし。


それどころか、足を触られるのが気に入らないらしく、さらに大泣きの連鎖。


うちの子には全く効果がないどころか、むしろ逆効果なものでした。


余談ですが、この頭寒足熱というのは私にはこうか は はつぐん だ でして、

冬場に足を温めるようにしたらよく眠れるようになりました。



成人男性が履くには可愛すぎますが、別に自宅の布団の中だし構わないでしょう?


その他いろいろ

他にもいろいろな事を試してみました。

・親の匂いで安心するということでおくるみの上から私たちの服をかぶせてみたり、

・日中に疲れさせるために赤ちゃん運動を少し多めにしたり、

・包み込むような柔らかいクッションに寝かせてみたりと、

様々なことを試してみましたが、


すべて目立った効果なし。


しかし、試行錯誤の結果、


うちの子が安定して眠るのは運転中の車の中だけ


ということが分かりました。


泣き声に耐えられない私は、


夜な夜な妻を起こさないように泣いている息子を夜のドライブに連れ出すことになるのです。


結論:結局我々にできることは無く、子供の成長を待つのみ

この世のすべての安眠方法を試したわけではありませんが、

私たちが試した方法は全て目立った効果を上げず、

結局はそういうものだと諦めて毎日相手をしていました。


そして家族そろって安定して眠れるようになったのは


生後6ヶ月を過ぎたあたりからでした。


そのころになると夜中に泣き出すのも数回になり、

さらにうれしいことに、泣いてもすぐに寝付いてくれるようになりました。

1歳を過ぎたころから、今までが嘘のように朝までぐっすり眠ってくれますし、

泣き出すことの方が珍しいくらいの、とても寝る子に育ちました。


逆に、6ヶ月頃まではずっと寝不足で、


3時間以上の睡眠をとれない生活が続きました。


目の下にはクマが張り付いていましたし、

その時にコーヒーを飲みすぎたせいで、

今でもコーヒーを飲むと反射で動悸が起こるほど辛かった思い出です。


ただ私が妻より恵まれた環境だったと思うのは、

会社の昼休みに机で眠ることが出来たのです。


短時間しかないからこそ上質な眠りを取りたくて、机用枕を導入していました。



結局のところ、子供は自分で成長するようにできていて、


大人はその成長を妨げない環境を作ることだけに注力すべきなんだと思います。


我々が安眠できようと出来まいと関係なく、

また、子供の快適さを求めようがお構いなしに成長するのです。


情けない話ですが、泣き続ける我が子に対して私が頻繁に感じていた、


ここまでしてあげてるのに何で泣くんだよ!


という感情はまるで的外れだったということなのでしょう。


瞬間的に役立つテクニックは所詮はその場しのぎに過ぎず

その類は子供の成長には直結したものにはならないでしょう。



親というのは子供を思い通りに動かすことは出来ず、

また動かそうとしてもいけないのだと思います。


伸びようとする力を抑えず、必要に応じて手助けをしたり

適切な負荷をかけることが子育てなのかもしれないなと思っています。

などとそれっぽいことを言ってみたところで

所詮はまだまだ子育て中の若輩なので的外れなことを言っているのかもしれませんけどね。


ここからは完全に余談ですが、

ところで、何で子育て中で辛い状況の人を煽り立てる人がいるんでしょうね。


こういうことを言う人をリアルやネットで見たことありませんか?


子育てで心身ともに疲弊した人に対して


「望んで産んだんだから泣き言を言うな」と言うマヌケ。


こういう人って、

望んで日本に住んでいるから政府の方針には文句を言わないし、

望んで今の会社に勤めているから給料や福利厚生に何の不満もないのでしょうね。


それはそれとして、こっちはこう言いたい。

うるせえボケ。

講釈たれるだけの奴は生ゴミより価値がねえんだよ。


私の実家では生ごみは家庭菜園の堆肥として活躍しています。



あともう一つ驚きだったのはうちの会社の上の人で


「なんで子育てでお前が寝不足なの? 嫁は何してんの?」

とのたまう人がいましてね。


こんなテレオタイプな古代人が現存しているのかとある種感動したものです。

しかし私は古代語を学んでいないので、一緒に子育てに当たっているということを理解してもらうことは出来ませんでした。


個人には思想の自由があるので誰が何をどう思おうと知ったことではないのですが、

それを発信するのならば相手がどう思うのかを考えてほしいものです。


そんな講釈を垂れている私も、実は同じ分類の人間なのかもしれませんが。

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