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【組織・団体編】The BackRoomsの解説

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The BackRooms
引用元:http://backrooms-wiki.wikidot.com/backrooms-remodeling-co
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今では日本でもかなりの知名度を持つThe BackRoomsですが、本家英語圏においてかなりの勢いでヘッドカノンが集まりつつあります


本ブログでもご紹介したオブジェクトエンティティはもちろん、この記事でご紹介するグループ(団体・組織)についても相当数の共有された設定が存在しています。


SCP財団における要注意団体と同じような概念であり、それぞれの団体の個性も尖ったものが多くなります。


なお、SCPに似ているからといって「SCPの一種じゃん!」とか「SCPのパクリじゃん!」などと、しょーもないことを言うつもりは私にはありません。

そんなことを言い始めたら、日本のフィクションは全て竹取物語のパクリですからね。


また、個人的には受け入れがたい設定もあったりしますが、以前の記事でもお話しした通り、自分にとって都合の良い、気持ちのいい設定や考え方をしていいのがThe BackRoomsの魅力の一つです。


本家Wikiにおいても、Groupのページ冒頭に「執筆者によって考え方が違う」旨が明記されています。


それでは、いつも通り英語力皆無の私がWikiの記事を何とか翻訳・意訳した【Groups List】についてご紹介いたします。



注意点

以下に紹介する記事の冒頭に、内容が更新される旨が表示されていました。

近いうちに大規模な修正が掛かるようですので、ご覧いただくタイミングでは過去の情報になっているかもしれません。


なお、Twitterにて記事のリクエストを頂きまして、ありがとうございました。

ご感想を頂けてとてもうれしかったです。

Twitter:@tanshilog


その他解説については以下の関連記事をご覧ください。


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はじめに


上述のようにThe BackRoomsというコンテンツには公式設定は存在しません


基本的な設定さえ共有していれば、著者・読者ともにある程度は自分の考える世界観で物語を展開することが許されます。


ただし、Wikiに記事として登録されるには投票システムがあるので、あまりに出来が悪かったり突拍子もない内容だと排除されてしまいますが、各々が考える分には制限はありませんし、正解も間違いもありません。


なので、以下にて紹介するグループについても正解は無く、

私の考えるカノンに基づいているということをご了承ください。


私の考え(飛ばしても結構です)


以下の記事でも少し触れましたが、改めて私が考えるThe BackRoomsについてお話しします。



次のような考えに基づいて各設定を理解し紹介させて頂いていますので、読者の方によっては受け入れがたい要素があり得ることをご了承ください。


The BackRoomsという空間について

引用元:https://backrooms.fandom.com/wiki/Level_0


現実世界を作り上げた際に使われなかった余剰データや没データが保管されている空間だと考えています。


つまり、データの仮置き場やゴミ箱の様なもので、本来現実世界上に表層化するはずが無く、The BackRoomsに人間が迷い込んでしまうことは想定されていません。


使われなかったデータで構成されているとはいえ、The BackRooms内は不完全な世界として稼働しているため、独自の空間として成立しています。


テレビゲームで特定の手順を踏むことでマップの外に行けてしまうバグ技の「裏世界」とほぼ同じ構造です。


同じ部屋が延々続くレベル0の様な空間(動画で有名なカーペット敷きの黄色い空間)が発生していたり、エンティティ・オブジェクトのような現実世界ではありえない物が存在しているのは、不完全な生成を繰り返す空間データや没データの顕現が原因と考えています。


また、使用されないデータ≠現実に存在しないモノと考えれば、様々な物資(食べ物や機器、武器)が発見されることもあり得るでしょう。


The BackRooms内にいる人数について

引用元:https://backrooms.fandom.com/wiki/Entities


上記の基本的な考えをベースに、The BackRoomsに繋がっている現実は一つではないと考えています。


つまり、複数ある平行世界が接続されている共通の空間であり、迷い込む人間も一つの世界からとは限定されません。


というのも、放浪者はもちろん、各団体を構成している人数がとんでもないことになっているのです。


たとえば、日本だけでも年間数万人の行方不明者が発生していますが、そのほとんどが発見されています。


残りの見つからない人についても、事故や事件など災害的か人為的な原因になっていることは想像に難くありません。


つまり、The BackRoomsに落ちてしまう人がそんなにいるとは考えにくいのです。


もし異常な現象で人々が失踪してしまうことが多発すれば、非常に大きな問題として認知されるはずです。


数多の平行世界から目立たないだけの人数がThe BackRoomsに落ちてしまい、すべての人々が同じ空間にたどり着くとすれば、まとまった人数になることも不自然ではありません。


グループとは


それでは本題のグループについて解説します。


以下、The BackRoomsを「BR」と表記させていただきます。


前述のとおりBRについては、完全に放浪者が孤立した世界だと考える著者もいれば、各人が団結し何かしらの目的を持って組織だった行動をしていると考える著者もいます。


本記事で紹介するグループ(団体・組織)はBR内に存在する何かしらの目的を持った団体を言います。

FrontRoom(現実世界)においてBRの研究をしている組織は含まれません。


各々の目的を達成するために他団体と協力するケースもあれば、自分たちのみで愚直に行動する団体もあります。


そして、特に重要なのは構成員が人間であるとは限らないという点です。


つまり、BR内に迷い込んでしまった人間の他に、内部に生息しているエンティティが組織を運営しているケースがあります。


各グループの解説

MEG(Major Explorer Group)


あえて日本語にするなら「探検者による最大組織」でしょうか。


その名の通り、BR内で最大規模を誇り、BRからの脱出を目的として活動しているという最もまっとうな動機に基づいた団体です


2012年に一つの前哨基地として発足し、2014年には現在のMEGとして成立しました。


人員規模は数千人とするカノンも存在し、豊富な資源と武装を持ち、比較的安全なレベル1を拠点としています。


複数のレベルに前哨基地を配置し、放浪者の保護や危険なトラップやエンティティの駆除、脱出口の探索の為の偵察を行っています。


この大きな組織は、大きく分けて二つの部署に分かれます。


1.M.E.G. Regiments

M.E.G.にて軍事的な業務を遂行する部署です。

敵対的なエンティティとの戦闘、放浪者の救助、各レベルの探索、前哨基地の維持などの任務を帯びています。


2.M.E.G. Divisions

M.E.G.にて非軍事的な業務を遂行する部署です。
The BackRooms内のコミュニティのインフラを維持したり、各拠点間のコミュニケーションの確立、各種エンティティやオブジェクト等の研究を行います。


彼らは得られた情報をデータベース化し、脱出の一助になるよう構成員に提供しています。


放浪者にとって非常に友好的な団体で、レベル1にたどり着くことができれば彼らに保護され、生存可能性を大幅に引き上げることが可能でしょう。


BNTG(Backrooms Nonaligned Trade Group)


BNTGは各地で集めた物資を商品として提供しているトレーダー集団であり、構成員は傭兵や暗殺者とされているので、まあ要するに荒事になれた人々によって構成されているようです。


期限はMEGと同じ団体でしたが、そこから分裂して現在の独立した団体として機能しています。


レベル1に巨大な街を作り上げ、集めた物品の提供のほかに、治安維持や消防サービスの提供を行えるほどの規模を持っています。


非常に強力な警備体制を敷いており、侵入した人間が戻ってきたことはありません。


Backrooms Remodeling Co.


引用元:http://backrooms-wiki.wikidot.com/backrooms-remodeling-co


【Backrooms Remodeling Co.】はBR内にて活動しているリフォーム会社です。


構成員は真っ黒な人型のエンティティであり、人間は確認されていません。


彼らは階級制度による指揮系統を持っているようで、現実世界における企業活動に類似した組織体系と推測されています。


各エンティティには個体差が認められ、「ほぼ人型」から「人型といえなくもない」まで形状に差があり、意思疎通能力にも顕著に違いがあります。


確認されている限りは階級が高いほど人型であり、コミュニケーションが可能な傾向にあるようです。


彼らは基本的には非敵対的であり、何かしらの指示に従いBR内のエリアの改装作業を行っています。


彼らのリフォームは一見「改善」しているように見えますが、どうやら危険な結果に終わるようです。それを見越して作業の妨害を行おうとすると彼らは敵対的になり妨害者を排除しようと試み、たいていの場合は殺害するようです。


彼らの持つ技術で特筆するものとして、流動性の高いBR内の現実において改装を行うために周囲の現実を固定する【Reality Fresheners】というトンデモ技術で出来た機器を使用し、作業中の環境改変を防いでいるようです。


そんな彼らのリフォームの一例として、【レベル0.2】があげられます。


以下の画像、見覚えがありますよね?


引用元:http://backrooms-wiki.wikidot.com/level-0-2


本記事をご覧の方には言うまでもない、BRに落ちた人々の多くが最初にたどり着くレベル0を改装したエリアです。


レベル0に生成される扉から入退場することが可能な独立したサブレベルであり、【Backrooms Remodeling Co.】のリフォームの結果、以下の改善が行われました。


  1. 貼りなおされた壁紙
  2. 乾いた赤いカーペット
  3. コンセントからの電力供給
  4. Wi-Fiによるネットへの接続
  5. 機能するバスルーム


しかし、この素敵なエリアにも重大な危険性があります。


このサブレベルに人間が侵入すると、


壁や天井、床の崩落が始まり、転落やがれきの下敷きになる危険性があり、さらに舞い上がった埃は人体に有害という危険性のオンパレードになっています。


この崩壊はレベル0へ戻る扉を抜けると停止し、再度0.2に侵入すると元の状態に戻っているようです。


これが放浪者を傷つけるためのトラップなのか、【Backrooms Remodeling Co.】の仕事における不具合なのかは判明していません。


Backrooms Robotics

引用元:http://backrooms-wiki.wikidot.com/entity-82


BR内にて活動している営利団体で、製造業に分類されます。


構成員が人間であるかは不明ですが、下記のような超技術を駆使することから、エンティティである可能性が高いでしょう。


彼らは、どこまでも照らせるランプや、非常に強力な掃除機のような少し凄い程度の製品にはじまり、後述の非常に高機能なAIの開発までを手掛けています。


MEGなどの人間によって構成された団体に限らず、様々な団体と取引関係を持ち、営利目的でよからぬことをしているとの報告もあるため、信用することは避けるべきだと明言されています。


彼らの製作したものの一つにエンティティとして登録されているものがあります。


それがKokoと呼称される非常に高度な知性を持つAIです。


KokoはMEG内のデータベースに侵入することを目的に作られた存在で、現在はデータベースに侵入はされたものの、そこにとどまり不要なキャッシュデータのクリーンナップなどを行っているようです。


意思の疎通が可能であり、いくつかのパターンの感情プログラムに従って行動するようです。


eyes-of-argos


アルゴスの目と自称するこの団体は、BR内の秩序と正義を守るための治安組織として活動をしています。


構成員や組織規模についての情報が無く、詳細が分かりません。


しかし、彼らの情報からは興味深いことが読み取れます。


太古の昔と表現するほど以前からBR内には帝国と呼ばれる組織があり、現実世界同様に権力闘争に明け暮れていたとのことです。


その結果訪れる悲劇的な結末を回避するために、彼らは数世紀前から結成され、正義に反する存在の排除を目的として活動し、自らを警察官であり裁判官であり、死刑執行人であるとしています。


基本的には彼らの正義に反しない限り敵対的ではなく、放浪者を救うために少数のチーム派遣し支援活動を行っており、人員募集も行っているようです。


まだまだ我々に発見されていないレベルの存在と、The BackRoomsの歴史を匂わせてくれる神秘的な団体です。


まとめ


この記事では5つの団体を紹介しました。


実はこれですべてではなく、まだいくつかの団体がWikiに登録されています。


さらに、紹介した団体についても関連記事を読破できておらず、かなりさらっとした紹介にとどまってしまいました。


上記にてチラッと書きましたが、いくつかの記事は大規模な改稿が予告されており、近いうちに内容の変化や、さらに詳細な設定が記載されていくことになると思います。


しかし、度々の言及になりますが、これらは公式設定ではありません


あくまでも多くの人が共感した設定に過ぎないのです。


皆さんがこの記事がきっかけでThe BackRoomsをさらに好きになっていただき、このコンテンツがもっと盛り上がってくれると非常にうれしいです。


Twitter:@tanshilog


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