当ブログでもいくつか記事を書いていますが、The BackRoomsという英語圏発祥のインターネットミームがあります。
現実世界とは異なる異常な空間が存在し、何かの間違いで生きている人間が落ちてしまう、という現象をベースにしたホラーコンテンツです。
いわゆる神隠しに近いものですが、昔から日本に存在する神隠しの類と違う点として、見たことのあるような光景(部屋や建物)にいるのに人はおらず、得体の知れない間取りに謎の実体が徘徊する脱出不可能な空間異常になります。
本記事では、The BackRooms内に存在するさまざまなアイテムをいくつかまとめます。
一見現実世界にもあるような風体ですが、単なるマジックアイテムから致死的な有害性を持つもの、逆に人間の生存を助けるものまで多岐にわたります。
ソースは公式?Wikiになります。
翻訳機能を使いつつ意訳した内容となりますのでご了承ください。
Twitter:@tanshilog
関連記事
関連記事
アーモンドウォーター
最も一般的に入手可能な水分であり、エンティティによる影響を治癒する効果を持つ飲料です。
The BackRooms内に点在していますが、特定のレベルでは頻繁に見掛けられます。
飲料だけでなくThe BackRooms内での通貨としても機能しており、物々交換の対象になるほどに貴重な資源となります。
日本では馴染みがなく通販サイトでも取り扱いを見つけられなかったのですが、アーモンドとミルクベースの飲み物のようです。
いくつかの生存に不可欠な水分の摂取と、エンティティによる影響を治療、緩和する効果があるため非常に重宝されています。
きっと私の口には合わないでしょうが、The BackRoomsに落ちてしまった時に備えて、一度飲んでみたい飲み物ではあります。
レベルキー
これぞマジックアイテムといえるシンプルなオブジェクトが、この「鍵」です。
The BackRooms内の各レベルに対応した鍵が存在しており、扉に使用することで対応したレベルへの道が開かれます。
それぞれの鍵は特定の周波数を発しており、それが対応するレベルを予測するための重要な要素ということまでは解明されています。
鍵自体はThe BackRooms全域に存在していますが、その発見は難しく、バックルーム内において非常に効果な物品として取引されることもあるようです。
上述したように各レベルに対応する周波数には特定のパターンがあるため、
現実世界へ繋がる鍵も存在すると考えられています。
目下、M.E.G.(The BackRooms内で結成された脱出を目的とする最大グループ)では現実世界へつながる鍵の捜索及び、周波数の解明によるクラッキングによって鍵そのものを作成するための研究が進んでいます。
これは完全に個人的な意見なのですが、
現実世界へ繋がる鍵というのはロマンがあって好きなオブジェクトです。
しかし、これらの研究がされていると聞くと、The BackRooms内にどれだけの人と設備があるんだよという気分にはさせられます。
鏡
個人的にはこの鏡というオブジェクトが後味が悪いというか、タチの悪い希望を持たせられるオブジェクトとしてお気に入りです。
若干長いですが、こちらに興味がありましたら是非Wikiをご覧ください。
このオブジェクトは高さ246.6センチ、幅157.2センチ、厚さ0.61センチのやや大きな壁掛け鏡です。
画像では見切れており写っていませんが、
下部に小さく「REALITY 1 Cori 13|12」と記載されています。
こちらの意味は判明していません。
通常の鏡とは違い、鏡の対面の風景が反射されない異常性を持ちます。
この鏡に映るのは
観察者がThe BackRoomsに来てしまう前に過ごしていた場所の風景となります。
映し出される風景は平和な場面であり、観察者の記憶と一致する風景とされます。
ただし、単なる記憶の再現ではなく、現在の自分と同じ風貌の人物がその風景に含まれており、もし自分がThe BackRoomsに落ちていなければこういう生活をしていたであろうという光景が映し出されます。
(ハリーポッターに似たような鏡が出てきましたね)
なお、この効果は人間が観測した場合のみに限られ、撮影による記録では、通常の鏡が映し出すであろう鏡像が記録されてしまいます。
また、複数の人が同時に鏡を観測した場合は各々に応じた風景が認識され、同じ光景を見ることはできません。
この鏡を見ることによるこれ以上の影響はありませんが、観察者は数時間にわたって憂鬱な気分になることが報告されています。
しかし、この憂鬱さは通常の精神活動の範囲内と考えられています。
空間異常に閉じ込められた状況で、平和だったころの日常を思い起こされる光景を見せられては誰だって心が疲弊しますよね。
本記事にはインシデントレポートが付属しており、そこで興味深い事象が報告されています。
もしかしたら、鏡に映っているのは空想や妄想の類ではないかもしれないことが示唆されています。
流れとしては、まずThe BackRooms内の探査を担当していた部隊が鏡を発見します。
各メンバーは上記の影響を受けるのですが、そのうちの一人が鏡の向こうに映る現実世界(と思われる)に帰還するために、手に持った岩で鏡を打ち付けたのです。
その際、岩とそれを持った手は鏡の中に入り込んでいました。
それを見た他のメンバーは彼の腕が「noclip」になっていると報告しています。
(The BackRoomsに落ちてしまう状態のこと)
つまり、The BackRoomsからさらに移動できる状態になっていたのです。
彼はすぐに他のメンバーに取り押さえられたのですが、岩は手放してしまい消失、手は感覚を失い皮膚は異常な状態になっていました。
その後の彼はアーモンドウォーターにより腕の感覚を取り戻したものの後遺症が残っており、治療の継続と、今回の行動に対する懲戒処分を受けています。
最後に彼らを派遣した組織の上層部が以下のような以下のような勧告をしています。
noclipになるためにこの鏡を損傷させようという研究が行われる可能性があります。
この計画はプロジェクト担当者およびM.E.G,(※この組織)の人以外に知られないようにしてください。
鏡の破損を試みることによって人的損耗が出たケースがありますし、鏡そのものを失う可能性もあります。
しかし、このThe BackRoomsという悪夢からの出口である可能性が否定できない以上、研究は続行されるべきです。
鏡が映しだしているのは、
もしかしたら現実世界で過ごしている自分のリアルタイムの光景なのかもしれません。
仮にそうだとすると、The BackRoomsに閉じ込められている自分は何なのかという疑問も残ります。
しかし、この異常で絶望的な空間から現実世界へ、日常生活への帰還が叶うならば手段は選ばないでしょう。
だからといって、それは命を無駄に消費することを意味するわけではありません。
もし帰還可能なポータルでなかった場合(致死性トラップ)のリスクを考えると、むやみやたらに鏡に侵入することは憚られるのです。
The BackRoomsに囚われた彼らは、この鏡に一縷の希望を抱きながらも、希望を持つにはあまりに過酷な環境であることを忘れずにリスクの評価を行うしかないのです。
まとめ
今回紹介したオブジェクトはほんの触り程度で、Wikiにはもっと多くのオブジェクトが登録されています。
上記でも少し触れましたが、個人的にはThe BackRoomsに人が落ちてしまう頻度から、大規模な研究や捜索が行われているとは考えにくくはあるのですが、これらは所詮はヘッドカノンに過ぎません。
みなさんも自分にとって受け入れやすい要素だけを楽しめるのがThe BackRoomsの魅力の一つでもあります。
なお、Wikiを見ていくと本当にSCP-XXX-JP財団に近い雰囲気です。
オブジェクトに限らずさまざまな記事には現象や実体の説明が書かれていたり、それに基づいたインシデントレポートやテイルが投稿されています。
SCOが好きな人にはハマるかもしれませんが、
「これSCPのパクリじゃねえか」といちゃもんをつけるような遊び方はやめましょうね。
そういった人はフォーラムでも嫌われますし、非建設的です。
本ブログではこれからもThe BackRoomsの情報をまとめていきます。
ブログの更新をツイートしていますので、もしよければTwitter(@tanshilog)をフォローしていただけますと嬉しいです。
ほとんど記事更新のお知らせにしか使っていませんが。
最後までご覧いただきありがとうございました。
Twitter:@tanshilog
関連記事
コメント